アスパ・竹パウダー基材・課税/非課税世帯とは?生ごみ処理機まわりの用語集
生ごみ処理機や補助金のリサーチ中に出てくる「アスパ(アンスメルパウダー)」「竹パウダー基材の処理機」「課税世帯・非課税世帯」を、それぞれ短くまとめた用語集。
この記事の内容
生ごみ処理機や補助金のページを調べていると、パッと見て意味が取りづらい言葉に出会うことがあります。ここでは3つの用語を短くまとめました。
アスパ(アンスメルパウダー)とは
アスパは「アンスメルパウダー」の略称で、米ぬか・もみ殻・糖蜜などにEM菌(有効微生物群)を混ぜて発酵・乾燥させた発酵合成型の有機肥料(ぼかし肥料の一種)です。
使い方
密閉できる容器(アスパ専用容器・密封できるビニール袋など)に生ごみを入れ、上からふりかけて使います。目安は生ごみ1kgに対してアスパ20g前後で、気温が高い時期や魚・肉が多い時は多めにします。アスパは空気を嫌うため、密閉を徹底することが前提です。ガスが発生するため、時々ガス抜きが必要になります。
臭いについて
「アンスメル(Ansmell=無臭)」という名前がついていますが、完全な無臭ではありません。米ぬかや糖蜜由来の、少し甘酸っぱい発酵臭(ぬか床に近い香り)があります。ただし生ごみが腐敗したときの臭いとは種類が異なり、発酵臭のほうが不快感は少ないとされています。
採用している自治体の傾向
中部地方、とくに愛知県内の複数の自治体(半田市・知多市など)で、コンポスト容器とは別枠でアスパ容器の補助・配布が行われています。地域によって採用の有無が分かれるため、コンポストとアスパのどちらが補助対象かは自治体のページで確認が必要です。
竹パウダー基材の処理機とは
生ごみ処理機のなかには、竹を原料にした基材を使うバイオ式(微生物式)のタイプがあります。代表例が、福岡県太宰府市の油機エンジニアリング株式会社が開発した「Biomik(バイオミック)」です。
仕組み
里山で増えすぎて問題になっている孟宗竹(もうそうちく)を特殊な機械で微粉末化し、乳酸発酵させた基材(「タケカツ」という名称で呼ばれています)を使います。基材に含まれる乳酸菌が土着の微生物の働きを活性化させ、生ごみを水と二酸化炭素に分解する仕組みです。
竹害対策との関係
各地で問題になっている「竹害」(放置竹林が広がり、他の植生を圧迫する問題)の対策として、駆除した竹を資源として再利用する狙いも兼ねています。生ごみを減らすと同時に、竹害という別の環境課題にも関わる循環型の仕組みです。
対象ユーザー
家庭用・業務用の両方に対応した設計で、家庭用電源でも使えるよう作られている一方、レストランなど生ごみの発生量が多い施設での利用も想定されています。太宰府市内の小学校・保育園に導入され、給食の残渣を堆肥化して校内の園芸教材に使う取り組みも行われています。
生ごみ処理機の補助金対象になるかどうかは自治体・機種ごとに異なるため、購入前に対象機種の要件を確認してください。
課税世帯・非課税世帯とは
補助金のページに「非課税世帯は補助率を引き上げ」「課税世帯は上限〇〇円」といった表記を見かけることがあります。これは住民税を納めているかどうかで補助の条件を分けている自治体独自のルールです。
何を基準に分けているか
住民税は前年の所得に応じて金額が決まります。一定の所得を下回る世帯は住民税が非課税になり、こうした世帯を「住民税非課税世帯」と呼びます。逆に住民税が発生している世帯は「課税世帯」です。
なぜ補助金額に差をつけるのか
これは所得の低い世帯により手厚い支援をする、という一般的な公的施策の考え方に基づいています。福祉的な観点から、生活への負担が大きい非課税世帯の補助率を引き上げたり、上限額を高く設定したりする自治体があります。差別や区別というより、限られた予算のなかで支援の必要度に応じて配分するという設計です。
申請時に必要なもの
課税・非課税の区分は、多くの場合、住民税の課税証明書や非課税証明書の提出で確認されます。世帯全員分の証明が必要になるケースもあるため、対象になりそうな場合は事前に自治体の窓口で必要書類を確認しておくとスムーズです。